はちみつを子供が食べると超危険！最悪の事態を防ぐには何歳からなら大丈夫？

はちみつは
滋養に良いため食べるといいと
聞いたことがありますよね。

「はちみつは赤ちゃんに
食べさせてはいけない」
というのは
なんとなく聞いたことがあるけど
理由や仕組みってよくわからない…

最近もはちみつを子供が食べて
亡くなってしまった話を
ニュースで見ました。

最悪の事態を防ぐためにも
ここでしっかりと知っておきましょう！

はちみつは何歳から食べさせても大丈夫？早すぎると危険な理由とは

はちみつを赤ちゃんに食べさせては
いけない理由があります。

それは「ボツリヌス菌」です。

ボツリヌス菌と言われても
どんなものかよくわからない方も
多いかもしれませんが
ブドウ球菌とともに
毒素型の食中毒菌なんです！

食中毒菌と言われたら怖いですよね。

食中毒というと生のお魚やお肉の
イメージがあるかもしれませんが
ボツリヌス菌は通常の加熱や調理方法では
死なないことが分かっているんです。

はちみつは子供にいつから食べさせる？１歳半ならOK？

はちみつは１歳からであれば
食べても大丈夫と言われています。

これは厚生労働省の
ホームページにも書かれています。

でも１歳未満だとダメなのに
１歳になった途端急に食べて
大丈夫か心配になりますよね。

確実に大丈夫なのは
１歳半くらいだと思います。

私はなんとなく心配だったので、
子供が１歳半くらいのときに
はちみつを直接ではなく
蜂蜜の入っているお菓子を
はじめに食べさせましたよ！

１歳未満で食べるとどうなってしまうの？

１歳未満ではちみつを食べると
乳児ボツリヌス症にかかってしまいます。

その中でも生後3週間～6ヶ月の
乳児に見られます。

はちみつは大人が食べても
他の腸内細菌がボツリヌス菌を
やっつけてくれるのですが、
赤ちゃんの腸はまだまだ未熟なので
やっつける力が無いんです。

ボツリヌス菌の毒素が腸内で増えて
毒素を出すので便秘になったり、
元気が無くなったり、
首の座りが悪くなることがあるそうです。

ひどい場合は
亡くなってしまうこともある
怖い感染症です。

はちみつを食べてしまった時の診断方法

乳児がはちみつを食べてしまったり、
疑わしい時はすぐ病院に行きましょう。

便や血液でボツリヌス毒素を
調べることが出来ます。

また、ボツリヌス菌は
潜伏期間が3日～30日と長いです。

大人の人がはちみつを食べて
赤ちゃんにキスするのは
絶対やめてください。

それだけでも反応することが
あるということがわかっています。

はちみつを食べてしまった時の治療法

乳児ボツリヌス症が進行していくと
呼吸筋が麻痺して、
呼吸不全を起こす可能性が出てきます。

その場合は呼吸管理という治療が
大事になっていきます。

呼吸管理とは入院をして呼吸の管理をしたり
抗体を投与していく治療のことです。

ただこれは
重症になったときの治療です。

症状によってですが
１ヶ月から１ヶ月半ほど
入院をする必要があります。

かなり長い期間になりますよね。
乳児に与える食品は
本当によく見て与えないと
いけないと感じます…。

また、他の治療法として
便秘症状が長く続いている時は
出してあげることが大事なので
浣腸を使うことがあります。

注意して欲しいのは、
便にはボツリヌス菌が
混ざっていることがあるので
おむつを替えるときには
十分注意をしなくてはいけません。

それを怠ると二次感染の可能性が
出てきます。

まとめ

はちみつを小さい子に与えてはいけないと
いうことは知っていましたが
こんな危険が潜んでいる食品だとは
思いもしませんでした。

はちみつのパッケージなどにも
１歳を過ぎてから与えるよう
書かれていますので、
悲しい事故なども減ってはいますが
もし実際起こってしまったら
親もパニックになってしまいますよね。

身近には危険な食べ物が
まだまだ潜んでいます。

今回のボツリヌス菌もはちみつだけで無く
黒糖や野菜スープに稀に入っている事が
あるそうです。

野菜スープは離乳食の時に
使うことがありますよね。

野菜は１歳未満に与えるときは
ちゃんと加熱したほうがいいそうです。

１歳を過ぎたらボツリヌス菌を
ちゃんとやっつける事が出来ますが
子供が小さいうちは気を付けてください。

この記事を見て少しでも危険性を理解して
また色んな人に伝えてくれる人が
増えてくれたら嬉しく思います。

この悲しい事故は防ぐことが出来ます‼