ボーナスに税金はかかる!?200万円もらった場合の手取りはいくら?

豆知識
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どん!とまとまった額が入る
ボーナスの時期になりましたね。

 

このボーナスは、貯金するか盛大に使うか
考えるだけで今から胸が躍ります。

しかし、額が大きいだけに
忘れてはいけないのが税金です。

毎月の給料だけでなく、ボーナスにも
きちんと税金がかかってきます。

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200万円もらった場合の手取りはいくら?

2019年の冬のボーナスの平均額は
95万円程度です。

これは調査を始めた昭和34年以来、
最高額で2年連続で
過去の最高額を更新しています。

 

平均額からみれば日本の景気は
良くなっていると言えるのでしょう。

そんな中で大手企業などにお勤めの方は、
冬のボーナス支給が額面で200万円
という方もいらっしゃるでしょう。

 

額面なので、そこから税金などが引かれて
実際の手取りの額は、
なんと130万円程度です!

税金などで70万円近くも
取られてしまっているんですね。

 

一般的にボーナスの手取りは、
額面の80%程度と言われています。

しかし、これは
額面が80万円までの話です。

80万を超えたくらいから、
急に手取りが増えなくなってしまうのです。

 

これにはカラクリがあって、
他の税金は一定の掛け率ですが、
所得税については、前の月の給料や
扶養家族の人数などから計算されるため、
給料が高いほど掛け率が高くなり、
引かれる額も増えてしまうんです。

ボーナスに税金はいくらかかる?

それでは、ボーナスにかかる
税金の内訳について
詳しく見ていきましょう。

ボーナスから引かれる
税金の種類は決まっていて、

  1. 所得税
  2. 厚生年金保険
  3. 健康保険
  4. 雇用保険

の4つです。

 

それぞれに計算方法があって、
まずわかりやすい社会保険料
(厚生年金保険、健康保険、雇用保険)
について説明します。

  • 厚生年金保険、健康保険
    →標準賞与額から計算されます
  • 雇用保険
    →賞与の額面から計算されます

 

標準賞与額とは、賞与の額面から
1000円未満を切り捨てた額のことです。

例えば、ボーナスが
50万5378円だったとすると、
50万5000円が
標準賞与額ということになります。

健康保険の計算の仕方

だいたいの企業が
協会けんぽに加入していると思いますので、
協会けんぽの例を見てみると
健康保険料=標準賞与額×健康保険料率÷2
で求めることができます。

健康保険料の率というのは、
年度や都道府県によって違いますので、
全国健康保険協会の都道府県毎の
保険料額表を参考にしてください。

都道府県毎の保険料額表 | 協会けんぽ | 全国健康保険協会

厚生年金保険の計算の仕方

厚生年金保険料=
標準賞与額×厚生年金保険料率÷2
で求めることができます。

先ほどの全国健康保険協会の都道府県毎の
保険料額表を参考にしてください。

 

ちなみに、この「÷2」というのは、
会社と折半で半分ずつ支払う
という意味で÷2となっています。

雇用保険の計算の仕方

雇用保険料=賞与の額面額×雇用保険料率
で求めることができます。

こちらの雇用保険料率についても、
厚生労働省のホームページで
年度ごとに確認することができます。

雇用保険料率について
雇用保険料率についてについて紹介しています。

所得税の計算の仕方

手順としては、以下になります。

  1. 先月の給与から健康保険、厚生年金、
    雇用保険などの社会保険料を引く
  2. ボーナスから社会保険料を引く
  3. 扶養家族の有無なども考慮して、
    源泉徴収額の算出率の表から
    ボーナスの税率を出す
  4. ボーナスから社会保険料を引いた額に
    税率をかけ合わせる

 

といっても、自分で計算するのは
少し難しいかもしれません。

そんなときは、
所得税の計算ツールがありますので、
そちらに必要事項を入力した方が
わかりやすいかと思います。

https://hokenstory.com/bonus-simulation-social-insurance-premium-income-tax/

ウェブ上で入力する計算ツールです。

給与・賞与自動計算エクセル | 知って得する税の話-酒井会計事務所
シンプルに給与・賞与の支給額を自動計算できるエクセルを作成しましたので以下に公開します。給与・賞与の計算は3

所得税の計算ツールがエクセルに入っていて
エクセルをダウンロードして使うものです。

ボーナスの額に対する税金の割合は?

計算していくと大変ですが、
正確な額が出てきます。

ですが、だいたい普通の人はボーナス額面の
80%程度が手取りの額になり、
20%程度が税金で引かれると
覚えていればいいでしょう。

 

ただし、額面が80万円を超えるような
高所得者については、
かける税率が高くなってきますので、
引かれる税金も高くなってきます。

額面が100万円なら手取りは73%程度
額面が200万円なら手取りは65%程度
しかもらえません。

まとめ

働いていると嬉しいボーナスですが
やはり気になるのは
引かれる税金のことです。

決まった税率があるとはいえ、
高所得者からより多くの税金を取るという
仕組みになっているようです。

引かれる税金の額が気になった方は
ぜひ今回の方法を参考に
計算してみてくださいね!

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