Warning: Undefined array key 3 in /home/tblogwp/zatsugakuya.com/public_html/wp-content/themes/cocoon-child-master/functions.php on line 43
Warning: Undefined array key 5 in /home/tblogwp/zatsugakuya.com/public_html/wp-content/themes/cocoon-child-master/functions.php on line 48
ニューイヤー駅伝は、
元日に行われる
群馬県庁発着の駅伝大会です。
実業団チームが日本一をかけて7区間を走る
お正月のビッグイベントとも
いえる大会ですね。
ところで、ニューイヤー駅伝は
どうして群馬で
行われているのでしょうか？
調べてみると、
中継基地や天候の問題、
県の協力など納得の理由が！
群馬で行われているのは
いつからかについても、
合わせて解説します。
ニューイヤー駅伝はなぜ群馬で行われるの？
ニューイヤー駅伝が
群馬で行われる主な理由は3つあります。
1つ目は、テレビ中継のための
中継基地が1ヵ所で済むからです。
ニューイヤー駅伝のコースは
100㎞あるのですが、
通常100㎞をテレビ中継するには
複数の中継基地がないと
途中で電波が切れてしまいます。
実際、あの有名な箱根駅伝は
テレビ中継のために
中継基地を増設したそうで、
そうなれば当然たくさんの費用が必要です。
しかし群馬には赤城山という山があり、
その山から電波を飛ばせば
中継基地が1ヵ所で済みます。
これは放送サイド・運営サイドにとって
大きなメリットであるため、
群馬で開催する理由の1つとなりました。
そして2つ目の理由は天候です。
ニューイヤー駅伝は1月1日、
つまり冬に行われるので、
雪が積もったり
気温がマイナスになったりする地域は
避けなければなりません。
そうすると、駅伝を開催可能な地域は
おのずと限られます。
群馬は山を越えて吹き付ける
“からっ風”の心配は多少あるものの、
雪や気温の心配はないため、
開催地として選ばれました。
最後に3つ目の理由として、群馬県全体が
ニューイヤー駅伝の開催に協力的だから、
ということが挙げられます。
もともと群馬はニューイヤー駅伝を
町おこしの一環として開催しようとしており
誘致の段階からとても積極的でした。
そしてその誘致を行い、
駅伝開催を実現させたのは、
元内閣総理大臣中曾根康弘氏の息子である
中曾根弘文氏。
康弘氏の地元は群馬であり、
群馬において康弘氏・弘文氏の
人気は絶大です。
その結果、ニューイヤー駅伝は
群馬県民の支援を受けながら
県の全面協力のもと開催され、
運営側もやりやすいと感じたとのこと。
駅伝を開催すると
たくさんの関係者が集まりますし、
交通規制なども必要ですから、
開催地の協力は不可欠です。
そのため、
県が全面的に協力してくれるという点は
群馬が選ばれる大きな理由となりました。
この3つの理由以外にも、
- コース変更をしても100㎞の距離を安定的に確保できるから
- 特別協賛している山崎製パンの伊勢崎工場が駅伝コースの近くにあるから
- 警備がしやすいから
など、いろいろな事情から
群馬で行われているようです。
ニューイヤー駅伝はいつから群馬県開催？他の県で行われたことはある？
今でこそ毎年群馬で開催されている
ニューイヤー駅伝ですが、
もともとは別の県で行われていました。
ニューイヤー駅伝が始まったのは1975年、
当初は伊勢神宮を中心とした三重県を舞台に
2月上旬・3月上旬・12月中旬などに
行われていたそうです。
しかし、伊勢神宮では全日本大学駅伝も
行われるようになります。
大規模な陸上の大会は
1都市年1回という原則があるので、
ニューイヤー駅伝の開催地は
滋賀県の彦根市周辺に移されました。
ところが、今度はコースの幅が狭すぎて
運営がうまくいかないという
問題が起きたのです。
そこで、1988年の第32回大会より
群馬県での開催となります。
このときから開催日も1月1日となり、
大会の正式名称である
「全日本実業団対抗駅伝競走大会」に
「ニューイヤー駅伝」という
通称が付けられました。
まとめ
ニューイヤー駅伝は、
中継基地が1ヵ所で済む、天候条件が良い、
県の全面協力が得られるなどの理由から、
群馬で行われています。
過去には三重や滋賀で開催されましたが、
陸上大会の原則に反したり、
コースの問題があったりすることから、
群馬での開催となりました。
群馬以外の場所でもいいのでは？
と思っていましたが、
群馬でなければならない理由は
たくさんあるのですね！
コメント