若返りのハーブともいわれている
ローズマリー。
清々しさの中に
ちょっぴり刺激的な香りが特徴的です。
調べてみると、ローズマリーには
美容やメンタル面での効果が
とてもたくさんありました!
今回はローズマリーの
効能について紹介します。
ローズマリーとは
ローズマリーとは、地中海沿岸に分布する
常緑性の低木です。
低い位置でまとまって茂ってくれるので、
花壇の縁取りや境界線に
よく植え付けられています。
ガーデニング初心者でも
育てやすく、増えやすいのが特徴です。
そんなローズマリーですが
名前にローズと付いているので
バラの香りがするのかな?と思いがちですが
実はバラの香りはしません。
例えると、しょうのうのような
スーッとした香りがします。
湿布薬やユーカリの香りと似ている
ともいわれています。
ローズマリーの種類についてですが、
実はたくさんあるんです。
品種は草姿によってさらに分けられており、
「立性」「ほふく性」「半ほふく性」
があります。
日本でよく見かけるのが
立性のローズマリーです。
立性は縦に伸びていくタイプの
ローズマリーです。
トスカナ・ブルーやミス・フェサップ、
アルプという品種がそうです。
日本で好まれているのは
トスカナ・ブルーという品種です。
花の色は淡紫色、日本人に好まれる香りで
料理に使用しても違和感がないです。
ほふく性や半ほふく性のローズマリーを
見かけることは、ほとんどありません。
海外に行くと普通に
育てられているのかもしれませんね!
ローズマリーの効能…美肌効果ですべすべに
ローズマリーには
抗酸化作用が含まれています。
抗酸化作用といわれると
聞きなれないと思いますが、
アンチエイジング効果のある作用のことです。
日本ではハーブと聞くと料理のスパイス
というイメージが強いため、
何となく肌に使用するのは
抵抗がある方も多いです。
ですがハーブはもともと薬草で、
昔は「若返りの水」として、
ローズマリーを水につけておいた水が
とても人気でした。
ローズマリーには、抗炎症・抗菌・
抗ウィルス・抗酸化作用があり、
気になる肌荒れを治してくれます。
その他に、ローズマリーに含まれている
タンニンと呼ばれる成分により
肌を引き締めてくれます。
血液の循環をよくして
血管を強くしてくれるので、
身体の中からもキレイにしてくれますよ。
そんなローズマリーを使った軟膏、
「ローズマリー軟膏」が
現在人気になってきています。
美肌の強い味方で
魔法のクリームともいわれているんです。
ローズマリー軟膏は
手作りすることも可能です。
まずはローズマリーチンキと呼ばれる
若返りの水を作り、その水を使って
軟膏を作っていきます。
では、作り方をくわしく紹介します。
- 乾燥ローズマリー 20g (生の場合は2倍量)
- 保存用のガラス瓶
- 無水エタノール
作り方
- 消毒した瓶に乾燥ローズマリーを入れます。
- 無水エタノールを100ml入れてローズマリーを浸します。
- 蓋をしめて軽く振った後、1ヵ月ほど冷暗所で保管します。
ローズマリーチンキは、
手持ちの化粧水などと混ぜても
効果は実感できません。
ローズマリーチンキに含まれる
ウルソール酸はワセリンとしか
混ざらない性質を持っているからです。
では、ローズマリーチンキの効果を
最大限に引き出したローズマリー軟膏を
作っていきましょう。
- ローズマリーチンキ 10ml
- ワセリン 10g (精製度の高い白色以上のもの)
- 軟膏を保存する容器
- ビーカー
- ガラス棒
- 湯煎用の鍋
作り方
- ワセリンとローズマリーチンキを1:1の割合でビーカーに入れます。
- 鍋に水をいれ、沸騰したらビーカーを入れてあたためます。
- ワセリンからアルコールが抜けきるまでしっかり湯煎を続け、ガラス棒でかき混ぜましょう。
- アルコールが抜けたらビーカーを鍋から出し、冷まします。
- 粗熱が取れたら保存容器に詰めていきます。
- 中身が固まったら完成です。
保湿クリームとして使用したり、
リップクリームにも使用できます。
しみも消えていくとの情報もあったので、
顔のしみが気になる部分に
塗ってもいいですね!
ローズマリーの効能…睡眠のときにリラックス
心と体の健康のために、とても大切なのが
「質のいい睡眠」です。
現在日本国民の半数が
ぐっすり眠れないという悩みを抱えている
といわれています。
そんな不眠を改善するために
おすすめなのがアロマです。
一般的に心地よい香りはリラックスさせ、
きつい香りは気分を高めるといわれています。
自然の成分が生み出す香りは、
心を癒してくれるものがたくさんあり、
その中の一つにローズマリーがあります。
ローズマリーの香りは清涼感があり、
疲れている時やストレスを感じている時に
嗅ぐことで精神をリラックスさせてくれる
効果が期待できます。
心地よい眠りを実現させるために、
まず就寝前にハーブティーを飲みましょう。
ローズマリーには心を静めてくれるので、
就寝前に香りを嗅ぐといいです。
熱い牛乳にハーブをいれて
5分ほどむらしてから茶こしでこすと
とてもおいしく飲むことができます。
布団に入る前には、ローズマリーの精油で
香りを部屋に漂わせましょう。
アロマポットなどがない場合は、
カップにお湯を入れてその中に精油を
少し垂らすだけでも香りが感じられますよ。
これまで寝つきが悪かったり、
寝ても疲れが取れないという悩みを
抱えている方はぜひ試してみてください!
ローズマリーの効能…お風呂でも使える!
ローズマリーは湯船に生のまま入れて
お湯を上から注ぐことで、
毛穴を引き締めてくれたり
にきびや肌のざらつきを改善できます。
おすすめは、4本程度のローズマリーを
洗濯ネットに入れて湯船に入れることです。
掃除も楽なので、専用の洗濯ネットを
準備しておくとよさそうです。
この時、お風呂のお湯は
蛇口から出すことをおすすめします。
蛇口から出すことで勢いよくお湯が
ローズマリーにあたり、香りが際立ちます。
お風呂から出ると、肌が驚くほど
すべすべに変化していますよ。
生のローズマリーを毎回準備するのが
めんどくさい場合は、
バスソルトを作っておくといいですよ。
作り方はとても簡単です。
天然塩カップ1杯に対し乾燥ローズマリーを
大さじ2杯入れるだけです。
瓶に詰めておくと保存もできるので、
一気に作っておくと便利です。
ローズマリーの効能…ハーブティーで集中力アップ
ローズマリーで作られたハーブティーは、
勉強や仕事などの集中力を高めるのに
効果的です。
目覚めが悪い方や気分転換したいときも
スッキリさせることができます。
ハーブティーの作り方を紹介します。
ハーブは、お湯300mlに対し、
ティースプーン2杯を目安にします。
ティーポットにお湯とハーブをいれ、
3分むらして完成です。
ローズマリーだけの紅茶が苦手な方は、
市販の紅茶と混ぜても問題ありません。
その場合は、ローズマリーを
ティースプーン3分の1と
紅茶ティースプーン1杯の割合で
ブレンドするとおいしくいただけます。
ハーブティーは、1日2~3回以上は
飲まないようにしましょう。
妊婦さんも控えておいてくださいね。
まとめ
いかがでしたか?
ローズマリーの効能を見ていると、
かなり万能なハーブだとわかります。
育てやすいので、一株購入して植えておくと
いろんな物を作れそうですね!
ローズマリー軟膏や入浴剤、ハーブティー、
料理などなど、ローズマリーを使う場面は
たくさんあります。
ぜひ、ローズマリーを使って
健康的で美しい体を手に入れてくださいね!
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